活々【いきいき】

近日の出来事 時代は変えられないのか?

ito-pro伊藤でございます。

最近の出来事で非常に苛立っております。

弊社の仕事を頻繁に手伝ってくれる大工さんがいます。気が良くて人気のある若手大工さんです。

彼が弊社ではなくて他社の建築会社の二次下請け会社から頼まれ建前(木造の骨組みの建て方)作業に行った日の事です。

彼は作業も夕方に一段落し掃除、片付けにさしかかる頃、気が緩んだのか不注意で建物の3階部分から地上迄 転落!

偶然なのか運が良く足からの着地

片足はありえない方向に曲がり、もう片足はパンパンに腫上がり・・・周りにいた人たちで病院へ運んだとの事です。

怪我は全治2週間、幸いにも骨折は片足だけで、手術を後日に行うとのこと

ただ、許せないのが元請会社も二次下請け会社も労災の適用を避け、知らん顔らしい。

彼はこの先、約2ヶ月間位は仕事も出来ませんが収入すら保障がありません。

昨年の暮れに彼女との結婚に向けて2人でアパートを借りたばかり・・・今は子供がいないから共に働けていますがもし子供がいたらどうなのか?

多分、そこの会社も二次下請け会社も・・・知らん顔ってのが想像出来ます。

 

彼、大工さんは非常に性格が良くて、元請や二次下請け会社には気を使い労災の適用すら求めないし知らない顔された事に対しても怒っていないと思います。

この先に収入が無くても彼は自分を責めるだけ・・・そんな彼がとても可愛そうです。私に出来る事があれば何かしてあげたいと思っております。

 

私も18歳で大工になった頃に親方等の職人さんは言っておりました。

『大工の鉄則』『怪我と弁当はテメー持ち』って・・・

が今は時代がちがいます!

知らん顔をしている元請と二次下請け会社に言ってやりたいです!

『使わない、使いたくない保険なんかやめちまえ!』

『保険を使うのが嫌なら元請なんかやめちまえ!』『二次下請けなんかやるんじゃねー!』

 

ito-proも元請をやっております。弊社も沢山の保険料を払っております。

取引業者、社員等にはいつも言っております。ito-proの現場での怪我やito-proの現場が原因で病気になってしまった場合は直ぐに言って欲しい。隠さずに正直に言ってもらえれば保険を適用させて頂きますと

熱中症でも対象です。入院期間、通院期間の費用や一日の微々たる金額ですが給与も保障対象になっています。お金払ってるので、何かあった場合は遠慮しないで言って下さいと・・・

以上が今の現代の企業と言う物ではないのでしょうか?

元請をやる以上下請けさんの保障まで面倒を見てあげる事が本来の姿だと私は思っております。

 

が・・・中途半端に会社が大きいと労災は使いたくない、少しの怪我は隠したいって・・・そんな工務店が結構ある事自体に腹が立つ今日この頃

 

二次下請け会社も儲からないのは解りますが間に入る以上ましては株式会社ならば労災はもちろんその他傷害保険等は加入して現場へ入る方々へ自ら適用して欲しい。

 

以上・・・今日は思わず身の回りの出来事にいらだってしまいブログを書いてしまいましたが

今後は私が時代を変える様な影響力のある工務店となり、目指して行くことを誓いたいと思います。

 

それでは、後日大工さんのお見舞いに行ってきます。

株式会社 ito-pro 代表取締役 伊藤昌悟