皆様、久々のブログの更新です。
おかげさまで今年も順調に進んでおります。
そんな中、新たなスタッフのご紹介をさせて頂きます。
彼の名前は斉藤真也 年齢は32歳
彼は今年の始めに工事中の事故で大工さんを続ける事が出来なくなってしまいました。
工事中、3階からの転落事故です。足は粉砕骨折です。不幸中の幸い運よく足からでした。頭からなら死んでいたかもです。
また、その際に理不尽な出来事があり私もブログに書きましたが気づくと弊社の社員です。
彼の監督へのいきさつですが
今年1月の事故
事故後、全治3ヶ月と医者から言われ彼も3ヶ月間だけ仕事が出来ないのかなと・・・軽く考えていたようです。
私も大工の作業中に指の粉砕骨折をしております。未だにしっかりと曲がったままです。
粉砕骨折はまともに治りにくい怪我です。事故後に彼の親方には足は治らないからito-proで監督でもどうか?と聞いてはおりましたが親方は『3ヶ月で治るみたい』と斎藤君と2人して3ヵ月後から大工を復帰と思っていたようでした。
3ヶ月を過ぎ4ヶ月経っても足は治りません。斎藤君も彼女との間に子を授かり、事故後直ぐの入籍、父親目前の彼は治らない足に気ばかりが焦ったそうです。こんな足だと就職も難しいしと・・・でも家族があるから親方へ相談の際に親方から『伊藤さんに頼んでみる。監督で働ける様に』とのやり取りがあった模様です。
彼の親方から相談された私は斎藤真也って人間性を以前から買っていた為に『喜んで』と・・抵抗無く受け入れるどころか縁あってito-proへくるべき人材だったとも思っております。
入社から4ヶ月が経とうとしております。事務仕事の経験の無かった彼も今ではパソコンの入力もスムーズに入力です。エクセル、ワードも・・・現場ばかりの大工時代とは違いますが今でも足を引きずりながら現場で大工さん、職人さんの手伝いや指示、事務所に戻り見積やCADで図面を書いたり・・・建築マンとしてスキルアップしています。
まだまだ彼には沢山の事を覚えてもらい、今後はito-proを引っ張る位の人材になっても欲しいと私は願っております。
高い所から落ちたのかもしれませんが・・落ちたことによって彼は建築マンとして登っています。先月には待望の長男も生まれて立派な父親にもなりました。子育ても建築も共に覚える事だらけで、2015年は彼にとって一生忘れない一年になりそうですね。
斎藤君、彼が言うには高いところから落ちて→奥さんをもらい・・・不思議と沢山の良い事に恵まれているそうです。大工として働けないのが少し心残りかもしれませんが今後は大工さん達をサポートする側に廻って頂く事で頑張ってもらえたら私も嬉しく思いますし斎藤君の親方も喜んでくれる事と思います。
弊社、スタッフの斎藤真也をどうぞ宜しくお願い致します。
株式会社ito-pro
代表取締役 伊藤昌悟