こんにちは。
ito-proの大林です^^
四月にito-proに入って気が付いたら11月も終わり、2021年も残り一ヶ月となりました。
社会人にとっての一年はとても早く時間の流れを感じます。
今、お客さんの打ち合わせについていきながらito-proが作る住宅の工法を勉強中です!
皆さんは、「通気断熱WB工法」って言葉を聞いたことありますか?
日本の住宅でよく耳にする言葉で「高気密・高断熱」って言葉なら聞いたことあるのかなって思います。
高気密高断熱住宅とは、言葉の通りに気密性を高くして断熱効果を高めた住宅になります。
高気密・高断熱にして何がいいの?って疑問になる人もいるかと思うので簡単にメリットを上げていきます。
【高気密・高断熱にするメリット】
①光熱費を削減できる
室内の空気が外に逃げにくく、冬の寒さや夏の暑さの影響を受けることも少なくなります。
その為、エアコンや暖房器具を使っても最小限のエネルギーで活動できる!というわけです。
②ヒートショックの予防になる
暖房器具を使う際に、お家全体の温暖差が少なくなる。廊下や洗面所など急激な室温差を
原因に引き起こすヒートショックのリスクが軽減される。
などがあります。
ですが、高気密にすることで発生してしまうのが結露です!
こんな画像を見たことありませんか?
この写真は高気密・高断熱の新築住宅で建てた数年後の壁内です。
内部結露が発生して断熱材がカビだらけに・・・
カビは胞子を発生させるものなので家中にカビの胞子が蔓延ってこともあり得ますね。
「まだ新しい家だから大丈夫。」って思う方もいらっしゃると思います。
このような状況になるのは新築1年目でも起こりうる可能性はあります。
高気密高断熱住宅は確かに暖かいけれど、日本のように湿気の多い気候では、どうしても蒸れ・腐れが生じてしまいます。
従来、日本の住居では写真のように湿気の通しやすい土壁を使ってました。
日本の住宅は夏の気温にあった住宅を作ることを主流としていたため、夏の暑さと湿気対策に適した在来工法で建てていました。ですが、在来工法は冬の寒さが弱点。
通気断熱WB工法とは、在来工法の弱点であった冬の寒さを感じることなく日本の風土に合った住宅です。壁内に断熱層に加えて通気層を作ることで壁内結露を防止することができ、住宅内の湿気も高気密高断熱住宅の半分以下に抑えることができます。原理などはまた後ほど(笑)
「人」「植物」「生き物」が “呼吸” をするようにWB工法は「住宅」も “呼吸” をします。
仕組みはまだ勉強中なので次回にお話しさせていただきます^^